ホワイトニング後の食事制限において、食べ物以上に注意を払うべきなのが「飲み物」です。食べ物は意識して選ぶことが多いですが、飲み物は無意識のうちに口にしてしまいがちで、うっかり色素を摂取してしまう失敗が後を絶ちません。せっかくのホワイトニング効果を無駄にしないためにも、避けるべき飲み物をしっかりと頭に入れておきましょう。まず、絶対に避けるべき飲み物の筆頭は、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、緑茶です。これらに共通して含まれる「タンニン」は、歯の表面のタンパク質と結びつき、着色（ステイン）の直接的な原因となります。次に、赤ワインもNGです。豊富に含まれるポリフェノールは、健康には良い成分ですが、歯の着色に関しては強敵となります。同様に、ぶどうジュースやベリー系のジュースも避けましょう。コーラなどの色の濃い炭酸飲料や、ニンジンやトマトを使った野菜ジュースも、その色素が沈着しやすいため危険です。では、何を飲めば良いのでしょうか。最も安全で推奨されるのは、もちろん「水」です。次いで「牛乳」も安心して飲める飲み物です。アルコールが飲みたい場合は、白ワインや色の透明な日本酒、焼酎などを選びましょう。ハーブティーも、カモミールなどの色の薄いものであれば問題ありません。もし、どうしてもコーヒーなどを飲まなければならない状況になった場合は、いくつかの裏技があります。ストローを使って飲み物が前歯に直接触れるのを防ぐ、飲んだ後はすぐに水で口をしっかりゆすぐ、といった対策でリスクを軽減できます。しかし、基本は「飲まない」のが一番。飲み物一つで歯の白さが左右されることを忘れずにいましょう。