昨年、20年ぶりに歯科医院に行ってきた時の話をします。生まれてから大学4年生までの間、人気のある東京でも審美歯科となると学校や入社試験時の歯科検診でずっと虫歯がなく、就職してからもきっと虫歯なんてないだろうと思ってその後20年間を過ごしてきました。ただ上顎の親知らずが伸びてきたみたいで、ギュッと力強く噛んだときにたまに下顎の歯茎に触れるのか血が出るほど傷つけることがあり、それで重い腰を上げて遂に歯科医院に行くことにしました。評判の小児矯正を見つけられる神戸がどうして最初に受けた検査の結果でなんと虫歯が13本もありました。私はずっとゼロだと思っていたのに実際は13本。そのうち10本がC3で、残り3本はC2。虫歯治療を一度もしたことがない私は震え上がりました。特に麻酔が痛いと聞いていたので物凄く不安になったのを今でも覚えています。直ぐに治療が始まりました。上顎の親知らずを2週間おきに1本ずつ抜歯。ベテランの先生に抜いてもらっていずれも簡単に終わりました。真っ直ぐに生えていたからなのか全く痛くなかったです。次に月に2~4回ずつ通いながら合計13本の虫歯治療が開始しました。麻酔をある程度温め、芦屋で根管治療を探してみるとこんなにもここがゆっくり歯茎に注射したら痛くないというのは親知らずのときに知ったので安心していましたけれど正直な話、1本目の虫歯治療を新人の先生にしてもらったときは針を入れるのが速くて物凄く痛かったです。こちらからクレームを言うと嫌われるかなと思って私なりに色々考えていたのですが、何か雰囲気がおかしいと察したベテランの先生が近寄ってきて「今ものすごく痛かったんじゃないですか?」と言ってきてくれて、その場で新人の先生に麻酔注射について指導されていました。結局、その後は削ったり被したりをして半年ほどかけて全ての治療が終了しました。痛かったのは最初の麻酔のときだけ。新人の先生に最後まで治療をしてもらいましたがその後は麻酔注射含めて全く痛くなくて良かったです。ちなみに13本の虫歯を引っさげ、歯石だらけの状態で私が来院したことをベテランの先生から感謝されました。こんな教科書に出てくるような珍しい症例の患者さんはなかなかいない、新人の先生や歯科衛生士にとって良い勉強になったと言われました。なるほど、虫歯13本というのは珍しいのかと思いつつ、そう言われると恐縮してしまって恥ずかしくなりましたが、とりあえず私の歯はとても綺麗になりましたし社会の役に立てたので良かったです。